ゲームスタジオの運命:2000年以降、買収された3社に1社が閉鎖
要点まとめ
- 買収された283社のうち93社が閉鎖(約3分の1)
- 買収から5年以内に閉鎖したのは49社(53%)
- 2023年〜2026年10月に33社が閉鎖、2019〜2022年は1社のみ
元RiotやCrytek、EAのスタッフだったSebastian Cardosoさんが、自身のニュースレター『Game Studio Unlocked』で分析を公開しました。そこで見つかったのは、2000年以降に買収されたゲームスタジオの約3分の1が閉鎖しているという衝撃の事実です。Cardosoさんは303件の買収を調べ、そのうち283社の開発チームの行方を追跡。その結果、93社が閉鎖に追い込まれました。そのうち49社は買収からわずか5年以内に姿を消しており、全体の53%を占めています。
Cardosoさんの調査では、単なる閉鎖だけでなく、買収後の軌跡も詳しく見ています。60.8%のスタジオが縮小か閉鎖に至ったとカウントされましたが、25.1%にあたる71社は前のレベルを維持したまま、組織をそのままにゲーム制作を続けています。親会社に吸収されたり、サポート部門に回されたりしたスタジオを除けば、縮小や閉鎖の割合は51.6%まで下がります。
買う側と日付が大事なようです。Cardosoさんの記録では、アクティビジョン・ブリザードによる買収は全部で17回あり、どれも最終的に縮小か閉鎖で終わっています。一方、任天堂が買収した6社は全部生き残っています。マイクロソフトの買収先では63%が縮小か閉鎖、ソニーは58%、テンセントは50%、エンバカーションは43%でした。閉鎖のペースは最近加速しています。2019年から2022年の間に閉鎖されたのは1社だけだったのに、2023年から2026年10月までの間には33社も閉じています。
注目すべき理由
結論:買収後最初の5年と、買う会社の実績が、Cardosoさんのデータで最もはっきりとしたサインになるようです。任天堂は6社買ったけど全部無事、アクティビジョン・ブリザードは17回全部ダメという対照的な結果。2023年以降の閉鎖ラッシュを考えると、スタジオの存続にはタイミングも重要なリスク要因になりそうです。
元記事
PocketGamer.biz